Junction.
極東退屈道場#010公演
ジャンクション
江之子島文化芸術創造センター
2019.11.21-24
かつてこの町は海の底
かつてここはこの都市の入り口
時間が運ぶ底なしの砂の本を開き
砂が運ぶ散り散りの記憶を頼りに歩くストレンジャー
西日射す湾に浮かぶ無数の島を渡れ
ストレンジャーズリリシズム
氏名不詳 住所不定 無色透明な生命
君は監督であり観客
目の前の景色を何と説く パントマイム ファントム
我等 誰にも ばれちゃぁ ならない 「川底の散歩者」
作品紹介
ジャンクション
Junction
2019.11.21-24
@enoco
大阪はかつて海だった。川が運ぶ土砂が数々の島をつくり難波八十島と呼ばれ、今でも島の名のつく地名が多い。
そのうちの一つ、江之子島。
安治川と木津川が交わり、かつては大阪の玄関口/中心地として大阪府庁があり江之子島政府と称された。
今は上空を阿波座ジャンクションと呼ばれ西日本を代表するインダストリアルデザインがとぐろを巻き、その下を地下鉄中央線が地上へ顔を出すと、埋め立てで作られた人工島を目指す。
本作品はこの地に建つ江之子島文化創造センターで上演する。
数少ない戦前期のモダニズム建築だ。
様々な交通の結節点/ジャンクションである立地にならい、観客は館内の複数の空間を別々にツアーしながら物語の終着を目指す。
かつての大阪の入り口から、観客は現在の大阪を多面的に透かし見る。
大阪府立 江之子島文化芸術創造センター[enoco]
〒550-0006 大阪府大阪市西区江之子島2丁目1−34
06-6441-8050
休館日:月曜日
Information
「ジャンクション」
本作品は、ナビゲーションに従って会場の周辺や、会場内の複数箇所を巡りながら鑑賞する「回遊型」演劇です。当日、お客様には四つのコースに分かれて回っていただきます。コースはランダムに決定されます。
箇所によっては、固定席がない場合がございます。なるべく、歩きやすい服装・靴で、お荷物はコンパクトにまとめてお越しください。
※お足元の不安な方(車椅子など)へ
鑑賞中の移動につきまして、スタッフが対応させていただきますので、ご予約時にお知らせください。
林慎一郎
作・演出
加藤智之(DanieLonely)、金子仁司(kondaba)、桑折現、小坂浩之、
後藤七重、小林風香、田中愛結実、松原一純(A級MissingLink)/
きぬがわまり、OHP!22、隅っこ人形劇団ニッチ/
志人
出演
大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]
〒550-0006 大阪府大阪市西区江之子島2丁目1−34
[TEL] 06-6441-8050
ご入場・受付は、地下1階、サンクンガーデンです。
地下鉄(大阪メトロ)千日前線・中央線「阿波座駅」下車、8番出口から西へ約150m。徒歩3分。
本町方面から中央線で下車→西南改札口→4番出口エレベーター
なんば方面から千日前線で下車→南改札口→5番出口エレベーター
弁天町・大阪港方面から中央線で下車 または 野田阪神方面から千日前で下車 または なんば方面から千日前線で下車→西北改札口→2番出口エレベーター
※enocoには一般向けの駐車場はございませんので、周辺のコインパーキング等をお使いください。
会場
2019年11月21日(木)〜24日(日)
11月21日(木) 19:00
11月22日(金) 14:00 / 19:00
11月23日(土) 14:00 / 18:00
11月24日(日) 14:00
※受付開始/開演の40分前
※日時指定・全席自由
※ユース割引は、要身分証明書提示
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
日時
一般前売:3200円
一般当日:3500円
ペア:5500円(前売のみ)
ユース割引(22歳以下):2000円(前売のみ)
2回目以降の観劇:0円(WEB予約のみ)
料金
舞台監督:西恵美子(有限会社感動制作所)
舞台美術:柴田隆弘
照明:魚森理恵(kehai works)
照明協力:じゅんいち
音響:あなみふみ(ウイングフィールド)
衣装:大野知英
宣伝美術・舞台写真:清水俊洋
制作協力:さかいひろこworks
制作:奈良歩
協力:公益財団法人 山本能楽堂
主催:極東退屈道場
助成:芸術文化振興基金/大阪府文化振興基金
共催:大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)
スタッフ
極東退屈道場
TEL 06-6841-3432(ハヤシ)
e-mail:askto@taikutsu.info
http://taikutsu.sakura.ne.jp/wp/askto/
極東退屈道場webサイト:http://taikutsu.info
お問合わせ
Creation Blog
Workshop
「ジャンクション」創作のための関連ワークショップ。
今回作品の舞台となる江之子島は、かつて大阪の玄関口だった。
その江之子島の現在の風景を訪れる人々の言葉からを語り起こす試み。
2回目には「PORTAL」(2016/演出:松本雄吉)で林作品に出演し、その唯一無二の世界観で言葉を紡ぐ詩人、志人(sibitt)を迎え、語る言葉を“詩”に練り上げてみる。
Workshop #01
ワークショップフェスティバル・ドアーズ13th 参加
あなたの見た風景を
セリフにする「道案内」演劇
ファシリテーター:林慎一郎
アシスタント:金子仁司(kondaba)
道すがら、いつも見ている風景や感じていることを言葉にしてみましょう。
それを「同行者」に伝えながら、演じてみましょう。
現代を生きる人たちの「道行(みちゆき)」を作る試みです。
日時:2019/8/3(土)15:30−17:00(1.5H)
定員:20名
参加費:500円
対象:高校生以上
会場:江之子島文化芸術創造センター/enoco 4階
持ち物:動きやすい服装、筆記用具
共催:大阪府立江之子島文化芸術創造センター〈enoco〉
Workshop #02
客人(まろうど)オンザロード
〜The Stranger’s lyricism
-ザ・ストレンジャーズ・リリシズム-〜
ファシリテーター:志人
アシスタント:林慎一郎・金子仁司(kondaba)
その土地の地理的情報に関して詳しくない"客人(まろうど)/ストレンジャー"がどの様にその土地の道案内をするのか?
更にはその道案内に独自のリリシズムを見出し、それを声に出した時にどの様な響きとなるのか?道案内を自作の詩にしてみましょう!
日時:2019/8/10(土)14:00−17:00(3H)
定員:10名
参加費:500円
対象:高校生以上
会場:江之子島文化芸術創造センター/enoco 4階
持ち物:動きやすい服装、筆記用具
共催:大阪府立江之子島文化芸術創造センター〈enoco〉
北海道函館市出身、劇作家・演出家。演劇ユニット極東退屈道場代表。都市に暮らす人々の姿を、俯瞰的な目線でみつめる作品を作り続け、「サブウェイ」でOMS戯曲賞大賞、「タイムズ」で特別賞受賞。「PORTAL」で岸田国士戯曲賞最終選考にノミネート。大阪市立咲くやこの花高校演劇科講師。
劇作家・演出家
林 慎一郎
独自の日本語表現の探求により-ことば-に秘められた全く新しい可能性を示す- ことばの職人-
音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の分野でも国内外で活動する表現者。
作詩家/音楽家
志人
岐阜県下呂市出身。俳優。2006年より劇団維新派(主宰 松本雄吉)入団。以降「ナツノトビラ」(梅田芸術劇場)から解散公演の「アマハラ」(2016年奈良平城京跡/2017年台湾高雄)まで、すべての本公演に出演。2013・15年には松本雄吉外部演出の「レミング」にて出演兼振付を担当。維新派解散のち、2018年11月、劇団「kondaba」を旗揚げ。
俳優