大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科・大阪大学総合学術博物館主催
中之島に鼬を放つⅢ―大学博物館を共創するアート人材育成プログラム
都市のアルケオロジーⅢ
中之島デリバティブⅢ
2022イタチペディア振り返り
イタチペディア2022→2023
昨年度に予想した一年後の大阪(2022 - 2023)について振り返りました。
〔ここに記載されている内容は、大阪大学が主催する「中之島に鼬(イタチ)を放つ ー 大学博物館と共創するアート人材育成プログラム」の一環で、参加した受講生が未来の大阪を大胆に予測した結果を振り返ったものです。〕
たこ焼きについて
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万博誘致を期に、たこ焼きが全国でフューチャーされている筈(驚きの新種登場など)でしたが、もう飽和状態なのかも知れません。
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東京式の揚げ焼きは、大阪人としては許せないという気持ちだけが残りました。
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他府県民の友人を家に招きたこ焼きパーティーを頻繁に行い、たこ焼きオリジンを伝えていきます。
ベーシックインカムや入国税等
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ベーシックインカムの導入や入国税の導入等は早すぎて実現しなかった。しかしながら、これからも実現を目指していく価値はあるのではないかという思いを強く持ちました。
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コロナの行方
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コロナの常態化やコロナの勝ち組と負け組の顕在化などは予想通りとなったと思うが、思ったほどの変化はなかった。
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Withコロナ(政府が勝手に5類と緩和したが、蔓延してきた)で、活動する。訪日観光客増加等予想は当たった。
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コロナの5類への移行で、人出が戻った。しかし、アニマル柄のファッションを身に纏う人の増殖は感じられない。
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コロナ終息にも明るい未来と、不安視があった。
東大阪への想い
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東大阪がもっと注目されると思ってきたが、思った程ではなかった。ただ悪い方向へは行っていないと思う。
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大阪関西万博について
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予想外に万博への意識、内容の深掘りなど盛り上がらず。「いのち輝く未来社会のデザイン」は当初は「健康」「長寿」がテーマと理解していましたが、カーボンニュートラルやそれらに向けての新技術が前景化して、もはやSDG's大会で、予想が全く違いました。
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万博の流れを活用した文化芸術振興は予想通りです、アートマーケット開発で良いと思います。地元やアジア重視というのも、変な野心も競争心もなく、健全な選択だと思います。
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大阪万博に向けては、もっと明るい期待があり、間に合わないなどという懸念はなかった。。
大阪中之島美術館・こども本の森について
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中之島美術館は、地元の芸術活動に着目したものは流石に素晴らしかったが、民藝はハズしました。商売色を出しすぎたのでしょうか....残念な内容でした。中之島美術館はショップに期待をしたのですが、他の美術館同様、スカした高いものばかりでがっかりです。
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大阪中之島美術館は集客に成功した。オープン1年目の業績が、黒字になったと報道された。こども本の森 中之島も来館者満足度が94.8%と高く、来館者数も増加している。どちらも予想通りの結果である。
大阪市長選挙・大阪府知事選挙について等
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オルタナティブ現象が起こるかと思ったが、人にとって、変化は難しく、とにかく現状を維持したいと思うことが分かった。谷口真由美さんが大阪市長になると、思い付きで書いたが、府知事に立候補したのには驚いた。
デジタルの革新
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デジタルの革新については、ますます高度になり、高齢者にはついていけない。もっとシンプルに(高齢者が関わる必要がある。)
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思ったほど、ネットによる支配は進んでないですね。
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意外?と皆さん考えていらっしゃって、カード返納などされていますね。
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政府の流れは『全て』ネット管理する社会に向かわせたいのでしょうが。
災害等
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昨年の予想では最悪な予想をこれでもかと書き並べたが、天変地異級の大災害はかろうじて大阪では起きなかったのは幸いだった。
鶴橋への想い
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地元鶴橋本通りのコリアタウン化は着実に進んでいる。
その他雑感
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思ったより、多くは進まなかった気がします。
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1年前は、いまの状況が全く想像できていなかった。
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予測したことで起こった行動や考え方の変化
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ある程度は予想通りであったので大きな変化はない。予想以上であったことは物価高である。ウクライナやロシアのことがここまで長引くとは思わなかった。穀物を含めた輸入品の減少、燃料費の高騰はあらゆるものの価格を上げてしまった。一度上がったものがまた下がることは少ないので、日本人の生活は今後、苦しくなっていくと思われる。よって今までのように簡単に物を買わないようになった。長く使えるかどうかが価値基準となった。
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大阪は、やはり商売の町。創意工夫に加えて、行動力、生きるというエネルギーが凄い。コミュ力も高く、大大阪という時代を深堀りしてもっと大阪の特異点を探りたくなった。過去に誰も着目していない大阪の特異点を取り上げた作品(映画、演劇、美術なんでも)をどんどん作って欲しいし、作ってみたいとも考えている(たぶん)。
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変化はなかった。一年はあっという間に過ぎたし、目の前の自分の課題に取り組むだけで精いっぱいだった。一年先も、一時間先も同じように感じる。
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未来は予測できないと実感した。
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次を見据える。という観点が身に着いた。科学技術の進歩が速すぎて予測不能。でも人間そのものはさほどの進歩はない。このギャップでこれからを予測すると面白さが倍増する。と考えるようになりました。
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意識してTwitterを含め、いろいろ触るようになりました。
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金属価格も1日一回は自動で価格が流れてくるようにしています。
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人間観察のために、遠回りするようになった思います。
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地元鶴橋本通りのコリアタウン化を忌避するのではなくむしろ面白がって行く末をとことん眺めようという気持ちになった。これが予測したからそうなったのかどうかわからないが。
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予測に備えました。備えると、結構どっぷりと今を生きることができそうです。
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大阪中之島美術館へ何度も足を運んだ。こども本の森 中之島に行く回数は増えていないが、こども本の森で絵本の魅力にとりつかれ、近くの市立図書館で絵本を読むことが多くなった。こども本の森では、過去にも未来にも、世界の遠い国へも行くことができた。絵本を読めば、どこへでも行けて、いろいろな人に会える。知らない間に風景が目の前に浮かんでくる。読んで出会った風景や人物のことは覚えている。本の中で出会った彼らはもう私の知っている人だ。
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予測したことで、この一年、中之島美術館とこども本の森 中之島の成長を見守る気持ちになった。常に観察し続ける。良いニュースに喜ぶ。中之島美術館とこども本の森 中之島に関するニュースを集めて応援していた。予測すると、期待することがはっきりしてきて、応援しながら見守り続ける仕事をひきうけることになると思う。
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特になかったです。